食品工場での導入事例

食品工場での汚泥処理の課題・悩み

食品工場ならではの成分、油分を多く含む加圧浮上フロスや、アルコール、糖分などが汚泥に含まれていることで処理に悩むことが多いようです。季節的な製造量変化による排水量対応や、臭気や害虫が発生して困ることもあります。

ESシリーズ(アムコン)の導入事例

食品工場での導入事例
引用元:アムコン株式会社公式HP(https://www.amcon.co.jp/casevolute/dairy/)

ESシリーズとは

独自開発のヴァルートテクノロジーを採用し、脱水と同時に機械的にろ過体をセルフクリーニングする機構を備えた目詰まりが起こりにくい機械です。処理が難しい油分を多く含む汚泥や、低濃度の汚泥処理にも対応できます。

ESシリーズ導入前後の状況

長年使用していたベルトプレス脱水機の老朽化を機に新しい機械を導入しました。対象汚泥は、加圧浮上フロスと余剰汚泥の混合汚泥で、季節による性状変化があるため、アニオンとカチオン、2種類の高分子凝集剤を採用。目詰まりせず、安定して脱水処理ができます。

CS型(柳河エンジニアリング)の導入事例

CS型とは

加圧ベルトを採用し、高圧ベルトプレスに匹敵する脱水性能を実現。リサイクル洗浄装置を脱水機に組み込むことで、脱水ろ液をリサイクルして、運転中の清水補給量を大幅に削減しています。特殊ろ布継手のため、ワンタッチでろ布交換できます。

CS型導入前後の状況

多重円板型脱水機で、2種類の高分子凝集剤で処理していたが、脱水ケーキの含水率も高く、ランニングコストや処分費用が多くかかることが問題でした。CS型の導入で凝集剤の使用量が大幅削減、含水率も下がり処分費用も削減できました。

MDQ-202(鶴見製作所)の導入事例

鶴見製作所
引用元:株式会社鶴見製作所公式HP(https://www.tsurumipump.co.jp/projects/case/169.php)

MDQ-202とは

関連機器と動力制御盤が一体化したコンパクトなユニットを搭載。目詰まりしない構造のため、加圧浮上フロス(余剰汚泥との混合)等、含油汚泥の処理に適しています。低速回転のため、低騒音、低振動です。 日常のメンテナンスもほぼありません。

MDQ-202導入前後の状況

食品加工工場で、排水処理施設における余剰汚泥の脱水処理設備として、MDQ型を導入。目詰まりしない構造のため、含油汚泥なども安定して処理できます。低騒音、低振動で、日常メンテナンスもほとんどないと好評です。

汚泥脱水機で注目すべきは、導入後

食品工場では、汚泥脱水機によって油分を含む汚泥を安定して処理できることで、凝集剤の使用量を抑え、脱水ケーキの含水率を低下させることができます。それにより薬品や処理費用の低減につながり、汚泥処理のコストダウンが実現します。

無理なくコスト削減
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メーカーの点検が行き届く!
安心して使い続けられる汚泥脱水機3選

汚泥脱水機は、使用状況に応じて適切な製品選びをすることで、より効果的なコスト削減につなげることができます。 フォロー体制の整った3メーカーの小規模工場向け製品を、使用状況別におすすめしてご紹介します。

※選出基準:Googleで「汚泥脱水機」で検索して表示された汚泥脱水機メーカー13社のうち、下記2項目を満たす3社を選定(2022年1月時点)。
・官公庁向けでなく小規模工場用の製品を製造している
・詳細な製品スペックや運用時のアフターフォローについて記載がある